2023/07/25
「未受精卵とカルシウムイオノフォア」 津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)
カルシウムイオノフォアによる未受精卵の救済
Calcium Ionophore A23187 treatment to rescue unfertilized oocytes: a prospective randomized analysis of sibling oocytes – Reproductive BioMedicine Online (rbmojournal.com)
カルシウムイオノフォアで、日齢1の未受精卵は活性化し、胚盤胞を形成できるでしょうか?
結果
カルシウムイオノフォアと培養した卵子では、対照群と同程度の活性化率が観察されました(11.4%対17.1%;P = 0.49)。
分割率は両群とも45.7%でした。
胚盤胞期に達した胚はありませんでした。
結論
受精不能と診断された後の未受精卵でも、活性化と分割が起こることがあります。
活性化率はカルシウムイオノフォアによって影響を受けません。
これらの胚は胚盤胞期に達する前に停止するため、生殖能力はありません。