妊娠超初期の免疫グロブリン大量投与

「妊娠超初期の免疫グロブリン大量投与」  津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)

 

 

免疫グロブリン静注療法による4回以上の流産の治療
Intravenous immunoglobulin treatment in women with four or more recurrent pregnancy losses: A double-blind, randomised, placebo-controlled trial – eClinicalMedicine (thelancet.com)

 

結果

治療群は非治療群と比較して、妊娠22週での妊娠継続率は3.07倍、出産率は2.60倍でした。

妊娠45週に免疫グロブリンを投与された女性では、妊娠22週での妊娠継続率は6.27倍、出産率は4.85倍と増加しましたが、妊娠6週に免疫グロブリンを投与された女性ではこれらの増加は明らかではありませんでした。

免疫グロブリン群では4例の新生児に先天異常が認められましたが、プラセボ群では認められませんでした(p = 0.28)。

 

結論

妊娠超初期に免疫グロブリンを大量投与すると、原因不明の流産が4回以上ある女性の妊娠転帰が改善しました。

 

コメント
不育症の原因のひとつに免疫異常がありそうです。
つらいけど、弟や妹のために徹底的に流産の原因を検索しましょう。