2023/05/23
「不妊男性の精液中の細菌とウイルス」 津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)
不妊男性の精液中の、細菌とウイルスの存在
結果
・不妊男性の精液中の細菌感染率は12%でした。
・細菌感染にさらされた男性は、不妊症の確率が非感染男性の3.31倍でした。
・不妊男性におけるヒトパピローマウイルス(HPV)、単純ヘルペスウイルス1(HSV1)、単純ヘルペスウイルス2(HSV2)、単純ヘルペスウイルス1-2(HSV1-2)の有病率は15%でした。
・ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)、サイトメガロウイルス(CMV)、HPVへの曝露による男性不妊の確率は、曝露していない人に比べて2.24倍高値でした。
・細菌に暴露された男性の不妊症になる確率は、感染していない人に比べて有意に高値でした。
結論
・ウイルスおよび細菌感染は危険因子であり、男性の生殖能力を損なう可能性があります。