不妊男性の精液中の細菌とウイルス

「不妊男性の精液中の細菌とウイルス」  津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)

 

 

不妊男性の精液中の、細菌とウイルスの存在

Frontiers | Evaluation of the Presence of Bacterial and Viral Agents in the Semen of Infertile Men: A Systematic and Meta-Analysis Review Study (frontiersin.org)

 

結果

・不妊男性の精液中の細菌感染率は12%でした。

・細菌感染にさらされた男性は、不妊症の確率が非感染男性の3.31倍でした。

・不妊男性におけるヒトパピローマウイルス(HPV)、単純ヘルペスウイルス1HSV1)、単純ヘルペスウイルス2HSV2)、単純ヘルペスウイルス1-2HSV1-2)の有病率は15%でした。

・ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)、サイトメガロウイルス(CMV)、HPVへの曝露による男性不妊の確率は、曝露していない人に比べて2.24倍高値でした。

・細菌に暴露された男性の不妊症になる確率は、感染していない人に比べて有意に高値でした。

 

結論

・ウイルスおよび細菌感染は危険因子であり、男性の生殖能力を損なう可能性があります。