2023/05/20
「反応不良へのゴナドトロピンの増量と標準投与の比較」 津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)
体外受精での反応不良が予測される場合のゴナドトロピンの増量と標準投与の比較
結果
増量群 標準群
初回胚移植後の出産率 38.1% 35.1%
累積臨床妊娠率 59.1% 57.1%
流産率 9.8% 14.4%
生化学的妊娠、継続妊娠、多胎妊娠、子宮外妊娠なども、初回胚移植、累積胚移植ともに2群間で有意差はありませんでした。
結論
反応不良が予測される女性では、FSH投与量を増加しても出産率は改善しませんでした。
これらの女性には、潜在的な副作用とコストを削減するために、体外受精の開始時に150 IU/日の標準用量が推奨されます。