予測より採卵数が少ない原因

予測より採卵数が少ない原因

Frontiers | Causes and Effects of Oocyte Retrieval Difficulties: A Retrospective Study of 10,624 Cycles (frontiersin.org)

 

「予測より採卵数が少ない原因」  津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)

 

hCG投与日に超音波検査で14mm以上であった卵胞数と比較して、採卵数が「十分」か「不十分」か

 

「不十分群」は、高齢、不妊期間が長い、卵胞刺激ホルモン(FSH)基礎値が高い、子宮内膜症がある、でした。

 

「不十分群」は、FSH刺激の総日数が少ない、hCG投与日の黄体形成ホルモン(LH)値が高い、エストラジオールやプロゲステロン値が低い、でした。

 

「十分群」では、卵胞期長時間作用型ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)アゴニスト長時間卵巣刺激法の使用率が高く、黄体期短時間作用型GnRHアゴニスト長時間卵巣刺激法の使用率は低かった、でした。

 

採卵後、良好胚率および新鮮胚移植率は「不十分群」で高率でした。採卵数が不十分でも、新鮮胚移植の臨床妊娠率、流産率、出産率には影響しませんでした。

 「不十分群」 では累積妊娠率、累積出産率が低値でした。

 

 

結果

 

成熟卵胞数が同程度であれば、卵巣機能不全患者において「不十分群」 はより起こりやすいと考えられました。

ロング法は、体外受精/顕微授精時の採卵の難易度が低い。

「採卵数不十分」は良好胚率や新鮮胚移植での妊娠率には影響しませんが、累積妊娠率と累積出産率を低下させます。

 

 

コメント

 

採卵数を増やすには、ロング法が良いです。