2023/02/15
生殖補助医療技術による妊娠に特有の前置胎盤の危険因子
「生殖補助医療と前置胎盤」 津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)
2.9%が分娩時に前置胎盤を有していました。
母親の高年齢(1.25倍)、子宮内膜症(2.22倍)、調節卵巣過剰刺激(1.33倍)、新鮮胚移植(1.29倍)が、前置胎盤と関連していました。
多胎妊娠(0.63倍)と多嚢胞性卵巣症候群または排卵障害の既往(0.59倍)は負の関連性を示しました。
子宮内膜症との関連は未産婦で強く、調節卵巣過剰刺激との関連は経産婦で強くみられました。
帝王切開の既往との関連はみられませんでした(1.06倍)。
胚移植の手順そのものが、前置胎盤の発生に影響を与える可能性があります。
コメント
胚を移植する場所を、子宮の手前でなく、奥にすれば、前置胎盤や頸管妊娠は非常に少なくなると思います。