2023/02/09
排卵誘発および人工授精後の黄体補充
「注射の排卵誘発後は、黄体補充が必要です」 津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)
排卵誘発法別の臨床妊娠
A ゴナドトロピン
ゴナドトロピン(75単位のFSH)のみを用いた場合、1周期あたりの臨床妊娠の可能性は、黄体補充を受けた患者で増加しました。
1周期あたりの出産の可能性は、黄体補充を受けた患者で増加しました。
B クロミフェン
クロミフェンを受けた患者では、黄体補充による1周期あたりの臨床妊娠に有益性は認められませんでした。
C クロミフェン+ゴナドトロピン
クロミフェンとゴナドトロピンを併用した患者では、黄体補充による1周期あたりの臨床妊娠の利点はありませんでした。
結論
黄体補充は、人工授精でゴナドトロピンによる排卵誘発を受けている患者にとって有益である可能性があります。
黄体補充は、クロミフェンによる排卵誘発を受けている患者に利益をもたらさず、排卵誘発の方法に応じて内因性黄体機能の潜在的な違いを示唆しました。
コメント
注射で排卵誘発をした後のタイミング治療や人工授精、胚移植では、黄体補充を必要とします。