イントラリピッドと着床率・妊娠率

体外受精/顕微授精において着床不全の既往がある女性におけるイントラリピッドの妊娠予後への影響

The effect of intralipid on pregnancy outcomes in women with previous implantation failure in in vitro fertilization/intracytoplasmic sperm injection cycles: A systematic review and meta-analysis – European Journal of Obstetrics and Gynecology and Reproductive Biology (ejog.org)

 

「イントラリピッドと着床率・妊娠率」  津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)

 

少なくとも1回の着床不全を経験した女性の体外受精/顕微授精中に、イントラリピッドの静脈内投与とプラセボまたは無治療を比較

 

着床率は、イントラリピッドの静脈内投与を受けた女性群で1.98倍と統計的に高値でした。

イントラリピッドの注入は、臨床妊娠率を1.74倍と有意に改善しました。

出産と臨床妊娠数では、有意差はありませんでした。

イントラリピッド静注は無治療と比較して、流産を有意に減少させることはできません。

有害事象はまれと報告されていますが、先天性異常が3件、静脈内投与された女性で観察されました。有意差はありません。