身体活動と化学的流産・臨床的流産

身体活動と化学的流産・臨床的流産の発生率

Physical activity and incidence of subclinical and clinical pregnancy loss: a secondary analysis in the effects of aspirin in gestation and reproduction randomized trial (fertstert.org)

 

「身体活動と化学的流産・臨床的流産の発生率」  津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)

 

強い身体活動:身体的にきついと感じるような、かなり呼吸が乱れるような活動

中等度の身体活動:身体的にやや負荷がかかり、少し息がはずむような活動

 

米国産科婦人科学会は、産科的・内科的合併症や禁忌がない場合、すべての妊娠中の女性に対し、週のほとんどの日に少なくとも12030分の中強度の運動を最終目標とする運動プログラムを推奨しています。

これらの身体活動の推奨は、一般的な健康と幸福に対する確立された利益と、妊娠糖尿病などの妊娠の結果に対するいくつかのプラスの効果についての証拠に基づいています。

 

 

妊娠における身体活動のリスクは、着床時期の近い妊娠障害と、それ以降の臨床的な妊娠障害とでは異なっています。

中等度の身体活動と強い身体活動は、化学的流産(hCGによってのみ検出された妊娠)のリスクが約2倍高いですが、臨床的流産との間に関係はありません。

強い身体活動は、着床および妊娠の初期段階に悪影響を及ぼす可能性があります。

流産の既往がある女性、および/または、妊娠の困難や遅延に直面している女性は、この時期に身体活動の変更を検討することを勧められるかもしれないが、臨床的に認められた妊娠の場合には、通常の身体活動ガイドラインに従うことができます。

 

 

まとめ

 

胚移植日から、超音波検査で胎嚢が確認できる日までは、強い身体活動を控えることが効果的な人もあるようです。