2022/10/18
思いやり胚移植
compassionate transfer
「思いやり胚移植」 津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)
思いやり胚移植:生殖以外の目的での胚移植の患者からの要望
妊娠を希望していない患者からの胚移植の依頼は、医療従事者とその患者にとって臨床的・倫理的なジレンマを引き起こす可能性があります。
体外受精(IVF)において、通常、胚移植は妊娠・出産を実現するために行われます。
稀にですが、臨床的・倫理的に重要なケースとして、生殖を目的とせず、胚の処分を目的として、既存の凍結保存胚の体内への移植を希望する患者さんがいます。
このような患者は、1つまたは複数の深い個人的な理由から、胚培養室での廃棄、研究または第三者による生殖のための提供、または凍結保存の継続以外の処分方法を希望しています。
着床や妊娠が起こらないように計算された場所、方法、時間での融解と体内への移植を希望されます。
非生殖目的の胚移植は、しばしば「思いやり胚移植」と呼ばれ、患者の希望する胚の処分方法を促進する医療提供者の慈悲深い共感を反映するものです。
「思いやり胚移植」:余剰胚の処分のための代替オプション
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思いやり胚移植とは、体外受精した胚を、月経周期の妊娠しない時期にある患者の子宮頸部、腟、子宮内に移植し、消滅することが予想される胚を移植する方法です。
患者は、この方法がより自然な処分方法であると感じ、潜在的な子供を失ったことを悲しむ機会を与えてくれると報告している。
しかし、この処置は不妊治療に不必要で非論理的であり、医療から資源を奪うという意見もあります。