正常胚率 初期胚=胚盤胞

正常胚率 初期胚=胚盤胞

初期胚移植がお勧め?

 

 

初期胚の分割停止は、染色体異常か、その他か?
Cleavage-stage human embryo arrest, is it embryo genetic composition or others? | Reproductive Biology and Endocrinology | Full Text (biomedcentral.com)

 

染色体正常胚のうち、66.6%が初期胚で分割停止し、58.3%は胚盤胞期まで発育しました。これらの数値に統計的な差はありません。

このことから、試験管内で胚が停止するメカニズムは、胚の異数性ではなく、培養条件など他の要因であることが明らかになりました。

今後、5日目の胚盤胞移植が生体内で生存していたはずの胚を失う可能性があることが確認されれば、初期胚移植が望ましいタイミングとなるでしょう。これにより、胚盤胞期まで発育しなかったことによる周期のキャンセルを減らすことができ、開始周期あたりの累積生児率が最も高くなると思われます。

 

 

子宮洗浄で回収したヒト生体内胚盤胞を用いた初めてのPGT-A:マッチングした体外受精胚の対照との比較
First PGT-A using human in vivo blastocysts recovered by uterine lavage: comparison with matched IVF embryo controls† | Human Reproduction | Oxford Academic (oup.com)

 

ゴナドトロピン刺激と人工授精を用いた134の連続した調節卵巣刺激周期において、子宮洗浄では42%(56/134)の周期で136個の胚を回収し、回収された胚盤胞は、対照の体外受精胚に見られるのと同程度の染色体正常率を示しました。in vivo胚の方が形態が良好でした。

 

 

胚の異数性率は、自然周期とゴナドトロピン刺激周期で同等です。
Embryonic aneuploidy rates are equivalent in natural cycles and gonadotropin-stimulated cycles – Fertility and Sterility (fertstert.org)

 

異数性率は、自然周期および刺激周期の体外受精で同等でした。自然周期における異数性の有病率は、刺激した体外受精周期で見られたのと同様に、女性パートナーの年齢とともに増加しました。

自然周期と刺激体外受精周期で、正常胚盤胞と着床率は同等でした。

 

 

 

 

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