2022/06/04
ペントキシフィリン
ペントキシフィリンとは
血液粘度の低下と赤血球変形能の改善、血小板の凝集抑制などにより脳細胞への酸素や栄養の供給を促し、脳の循環や代謝、働きを活発にして、頭痛、頭重、めまい、しびれ、意欲低下などの症状を改善する脳循環代謝改善薬です。
日本ではこれらの適応がなく、発売されていません。海外から輸入します。
女性への効果
毛細血管拡張作用により子宮内膜血流が改善し、必要な栄養や酸素、ホルモンなどを子宮に届けます。子宮内膜が薄いことによる着床障害が考えられる場合には、血流の改善により子宮内膜が肥厚し、効果が期待できます。
抗酸化物質として、臨床妊娠率が上昇したとする報告があります。
使用方法:ペントキシフィリン(トレンタール®)を1日800mg内服します。
男性への効果(精子活性化)
精子無力症における精子の運動性を賦活化します。
運動生存精子を選別・回収します。
精子の受精能を促進し、顕微授精の受精率を改善します。
「ペントキシフィリン」 津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)