血中薬物濃度

血中薬物濃度

 

 

内服したり、筋肉・皮下注射で体内に入った薬物の血中濃度は、一定時間後に最大濃度に達して、その後に減少します。

生物学的利用性の定義は、「循環血中に移行した薬物量の投与量に対する比率及びその速度」です。

血中濃度-時間曲線下面積(AUC)、薬物の血中濃度が半分になるまでの時間の薬物濃度半減期または消失半減期(T1/2)、薬物投与後の最高血中濃度(Cmax)、最高血中濃度到達時間(Tmax)などが体内動態の指標となります。

血液中の薬物量は測定することができませんので、血中濃度の時間経過を表した曲線(薬物血中濃度-時間曲線)と、横軸(時間軸)によって囲まれた部分の面積(AUC area under the blood concentration time curve)が、体内に取り込まれた薬の量を示す指標として用いられます。

 

 

 同じ量の薬剤を内服、筋肉・皮下注射しても、吸収・分布、代謝、排泄などの体内動態の個人差により、血中薬物濃度はことなります。

 また、個人の感受性の違いによって、薬物の効果や副作用に違いがあります。

 

 

 

 

https://ameblo.jp/tsudanuma-ivf-clinic/entry-12739289178.html