フェマーラ錠® 製薬会社より医療関係者へのお願い

フェマーラ錠®

 

製薬会社より医療関係者へのお願い

20220404_shuuchiirai1.pdf (jsog.or.jp)

20220404_shuuchiirai2.pdf (jsog.or.jp)

 

 

「効能又は効果」「用法及び用量」「用法及び用量に関連する注意」

 

「効能又は効果」

⚫ 多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発

⚫ 原因不明不妊における排卵誘発

⚫ 生殖補助医療における調節卵巣刺激

「用法及び用量」 通常、成人にはレトロゾールとして112.5mgを月経周期3日目から5日間経口投与する。十分な効果が得られない場合には、次周期以降の1回投与量を5mgに増量することができる。

「用法及び用量に関連する注意」 本薬を用いた周期を繰り返し行っても十分な効果が得られない場合には、患者の年齢等も考慮し、漫然と本薬を用いた周期を繰り返すのではなく、生殖補助医療を含め他の適切な治療を考慮すること。

 

 

有害事象

 

『本剤では、動物実験で胎児毒性並びに催奇形性が認められております。公表論文では、不妊治療を目的として本剤を投与した際の催奇形性リスクは、他の卵巣調節刺激薬や自然妊娠におけるリスクを超えるものではないことが示唆されております』

『海外において、適応外として妊娠前及び妊娠中に本剤を投与された患者で奇形を有する児を出産したとの報告がある。動物実験(ラット)においては、胎児死亡及び催奇形性(ドーム状頭部及び椎体癒合)並びに分娩障害が観察されている。また、動物実験(ラット)で胎児への移行が認められている。』

 

 

使用時の注意

 

妊婦又は妊娠している可能性のある女性は使用禁忌です。

妊娠初期の投与を避けるため、以下の点に注意すること。

  • 患者に、投与前少なくとも 1 ヵ月間及び治療期間中は基礎体温を必ず記録させること。
  • 本薬投与開始前及び次周期の投与前は妊娠検査を実施、妊娠していないことを確認すること。

 

 

「また生理が来ちゃった・・・」と思う時の出血が、妊娠初期の不正出血ということがよくあります。

この時にいつものようにフェマーラを内服すると、妊娠中に使用してしまうことになります。

出血時には自宅で必ず妊娠検査をしてください。

基礎体温表があれば、妊娠か生理かを判断することが概ねできます。

 

 

 

https://ameblo.jp/tsudanuma-ivf-clinic/entry-12736474204.html