妊娠と花粉症薬

妊娠と花粉症薬

 

 

花粉症有病率

 

鼻アレルギーの全国疫学調査2019 (1998, 2008年との比較) : 速報耳鼻咽喉科医およびその家族を対象として (jst.go.jp)によりますと、2019年のスギ花粉症有病率は38.8%で、以前よりとても増加しています。

・通年性アレルギー性鼻炎は、10歳代、20歳代に多く見られます。

・このため、妊娠中や妊娠の可能性のある女性で花粉症に悩まされている方はとても多いと推測されます。

 

 

妊娠中の花粉症

 

妊娠中に著増する女性ホルモンが鼻粘膜血管を過敏にさせたり、体水分量を増加させたりして、鼻粘膜浮腫、鼻閉などの花粉症の症状を悪化させます。

 

 

妊娠中の花粉症薬(例)

 

セチリジン

ロラタジン、デスロラタジン

フェキソフェナジン

エピナスチン

レボセチリジン

d-クロルフェニラミンマレイン酸塩

その他

点鼻薬や点眼薬は、薬の成分が血液中に入りにくいので使用することができます。

 

 

添付文書上いわゆる禁忌の医薬品のうち、妊娠初期のみに使用された場合、臨床的に有意な胎児への影響はないと判断してよい医薬品

 

・オキサトミド

・トラニラスト

・ペミロラストカリウム

産婦人科 診療ガイドライン ―産科編 2020gl_sanka_2020.pdf (jsog.or.jp)

 

 

「妊娠と花粉症薬」  津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)