2020/05/27
今日のお勉強は、「加齢と老化の違いについて」です。
ヒトは加齢に伴い、病気や怪我をしなくても、内臓などの機能が低下して死に至ります。
「加齢」とは、ヒトが生まれてから死ぬまでの時間経過をいいます。0歳、1歳、2歳、・・・70歳、・・・ということです。同じ日に生まれた2人は、生涯を通じて誕生日が一緒です。
「老化」とは、体が成長した後に起こる加齢に伴う生理機能の低下です。例えば、30歳、31歳、・・・70歳、・・・ということです。遺伝的要因や生活・環境要因から複雑に影響を受ける生理機能の低下速度、つまり老化には個人差があります。同じ日に生まれた2人でも、老化のスピードは異なります。老化はおおむね20~30歳以降に起こり、老化を止めたり若返りは不可能ですが、老化速度を遅らせることは可能です。
加齢は時間の経過とともに平等に訪れますが、老化を少しでも緩徐にして自らの健康を守ることはでき、これにより健康寿命の延長が可能となります。老化は加齢に加えて、好ましくない生活習慣の積み重ねで進展します。
両親から与えられた体を大切にして、なるべく健康でいたいものです。