スクラッチングについて

・・・自粛中の妊娠準備のために・・・

  今日のお勉強は、「スクラッチングについて」です。

 

 子宮内膜への機械刺激を加えることで胚の受容能が向上し、臨床妊娠率、生児獲得率の上昇を期待して、原因不明の反復着床不全症例に対して試みられています。スクラッチングの着床改善の機序についてはわかっていません。

 しかしながら、治療成績の向上を認めないとする報告が続き、特に凍結融解胚移植でのスクラッチング効果は認められておらず、新鮮胚移植に限定して施行することが望ましいとされています。

 スクラッチングは新鮮胚移植の前周期の黄体期に、子宮内視鏡で観察しながら子宮内膜を数か所削るように行います。軽度の痛みと出血が伴います。料金は、14,170円(税込)です。

 津田沼IVFクリニックでは、着床障害が疑われる際には、結果として同様の機械刺激を加えることになる子宮内フローラ検査をお勧めしていますので、スクラッチングはご希望の方のみに行っています。