2023/01/16
オメガ3脂肪酸
「オメガ3と妊娠率・出産率」 津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)
オメガ3脂肪酸は、体内で作り出すことのできない必須脂肪酸なので、食事やサプリメントなどで摂取する必要があります。
オメガ3系のαリノレン酸は亜麻仁油やなたね油、エイコサペンタジン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)はサバやイワシに多く含まれます。
αリノレン酸は血液の流れをスムーズにします。EPAは中性脂肪やコレステロールを低下させ、動脈硬化やアレルギーに効果があります。DHAは脳の発達や記憶に重要で、脳を活性化させるとされています。これらを積極的に摂取することが、心筋梗塞や動脈硬化の循環器疾患、抑うつ・不安の精神疾患、早産予防や産褥うつの発症の予防に寄与するとされています。
また、オメガ3脂肪酸摂取量が多い程、男性では精子奇形率が少なく、女性では卵子の質が改善し、妊娠率や出産率が増加するという報告があります。
現時点では、不育症女性におけるオメガ3脂肪酸摂取の有効性は明らかでありませんが、その期待はあると思います。
体のためにも多く摂取することをお勧めします。
オメガ3脂肪酸の摂取と出産率
オメガ3サプリメントを摂取している女性は、摂取していない女性と比較して、妊娠する確率が1.51倍でした。
不妊症の女性では、オメガ3脂肪酸の摂取は体外受精後の妊娠率が上昇します。
生殖補助医療を受ける女性における血清オメガ3脂肪酸と治療成績の関係
oup_humrep_dex335 156..165 ++ (silverchair.com)
血清長鎖オメガ3多価不飽和脂肪酸値が1%上昇するごとに、臨床的妊娠率は8%、出産率は8%上昇しました。
食事性オメガ3脂肪酸による女性の生殖器寿命の延長と卵の質の向上
オメガ3脂肪酸は、高齢の母体における卵巣の老化を遅らせ、卵子の質を向上させる可能性があります。
コメント
オメガ3は
妊娠率、出産率が高まります。
卵子の質を良くします。