インフルエンザと先天異常

インフルエンザと先天異常

 

「インフルエンザと先天異常」  津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)

 

妊娠初期に母親がインフルエンザに感染すると、先天性異常のリスク増加が2.00倍になりました。

神経管欠損は3.33倍、水頭症は5.74倍、先天性心不全は1.56倍、大動脈弁閉鎖症/狭窄症は2.59倍、心室中隔欠損症は1.59倍、口唇裂は3.12倍、消化器系は1.72倍、および四肢縮小欠損は2.03倍でした。

 

 

妊婦と妊娠予定女性への、インフルエンザワクチン

 

インフルエンザを予防する有効な手段としてインフルエンザワクチン接種があり、妊婦も有用です。

インフルエンザワクチンは不活化ワクチンで、妊婦、胎児に対して問題はありません。

米国疾病予防局(CDC)および米国産婦人科学会(ACOG)は、妊婦へのインフルエンザワクチン接種はインフルエンザの重症化予防に最も有効であり、母体および胎児への危険性は妊娠全期間を通じてきわめて低いとして、インフルエンザ流行期間に妊娠予定(妊娠期間に関係なく)の女性への不活化インフルエンザワクチン接種を推奨しています。

 

 

接種時期

 

インフルエンザワクチンの効果は、接種後約2週間後から約5か月とされています。

日本での流行は通常、1月上旬から3月上旬が中心ですので、ワクチン接種時期は1012月中旬を理想とします。

 

 

防腐剤等

 

インフルエンザワクチンには、防腐剤としてエチル水銀(チメロサール)を含有している製剤がありますが、その濃度は0.0040.008mg/mLと極少量であり、胎児への影響はないとされています。自閉症との関連も否定されました。

チメロサール含有ワクチンを妊婦に使用しても差し支えありません。

妊娠初期にインフルエンザに罹患した場合の高熱による先天異常のリスクを高めないために、適切な治療(アセトアミノフェン等の解熱剤の使用など)を受けましょう。

 

 

コメント

 

・妊娠希望または妊娠中の方は、インフルエンザの予防接種を受けましょう。

・今シーズン用のワクチン接種は今月1月末で終了となります。お急ぎください。