2022/12/01
妊娠中および産後の身体活動・運動について
Physical Activity and Exercise During Pregnancy and the Postpartum Period (acog.org)
「妊娠中および産後の身体活動・運動」 津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)
推奨事項
妊娠中を含め、人生のあらゆる局面で定期的な身体活動を行うことは、健康増進につながります。妊娠中は健康的なライフスタイルを維持または採用するのに理想的な時期であり、米国産科婦人科学会は次のような推奨をしています。
妊娠中の身体活動や運動は、通常の解剖学的、生理学的変化や胎児の必要性から、運動習慣を多少変更する必要があるかもしれませんが、最小限のリスクしか伴わず、ほとんどの女性にとって有益であることが示されています。
運動プログラムを推奨する前に、患者が運動を避ける医学的な理由を持っていないことを確認するために、徹底した臨床評価を行う必要があります。
合併症のない妊娠の女性には、妊娠前、妊娠中、妊娠後に有酸素運動と筋力強化のための運動をするよう奨励されるべきです。
産婦人科医やその他の産科医療提供者は、妊娠中の身体活動参加について推奨する前に、内科的または産科的合併症のある女性を慎重に評価する必要があります。活動制限は、早産を減らすための治療法としてルーチンに処方されるべきではありません。
妊娠特有の状態や結果に対する運動の効果を研究し、さらに効果的な行動カウンセリングの方法と最適な運動の種類、頻度、強度を明らかにするための追加研究が必要です。母体と胎児の健康に対する職業的身体活動の効果に関するより良いエビデンスベースを作成するために、同様の研究が必要です。
妊娠中の運動について幅広く研究され、安全で有益であることが確認されている運動例
ウォーキング
固定式サイクリング
エアロビック・エクササイズ
ダンス
抵抗運動(例:重りやゴムバンドを使用した運動)
ストレッチ運動
ハイドロセラピー、ウォーターエアロビクス
妊娠中の運動による効果の
発生率が高くなる
経腟分娩
発生率が低くなる
妊娠中の過度な体重増加
妊娠性糖尿病
妊娠高血圧症候群
早産
帝王切開での出産
低出生体重児
妊娠中の運動中止の警告サイン
腟からの出血
腹痛
規則的な陣痛の痛み
羊水が漏れる
労作前の呼吸困難
めまい
頭痛
胸痛
バランス感覚を損なう筋力低下
ふくらはぎの痛みや腫れ