体外受精で授かった超低出生体重児の神経予後

体外受精で授かった超低出生体重児の神経予後

 

 

体外受精で妊娠した超低出生体重の早産児の神経発達の経過
Neurodevelopmental outcomes of preterm infants with very low birth weight conceived with the assistance of in vitro fertilization (fertstert.org)

 

体外受精の補助を受けた場合と受けなかった場合の修正月齢18-24ヶ月の神経運動障害または感覚障害の割合に統計的に有意な差は認められませんでした。

神経運動障害や感覚障害を持つ乳児を除外した場合、発達遅滞の割合も体外受精の補助がある場合とない場合で同程度でした。

 

 

超低出生体重児の新生児予後の妊娠形態別比較:体外受精と自然妊娠の比較
Comparison of neonatal outcomes of very low birth weight infants by mode of conception: in vitro fertilization versus natural pregnancy (fertstert.org)

 

体外受精後28週より早く単胎で生まれた乳児は、自然妊娠で生まれた乳児よりも高度未熟児網膜症が多く、体外受精後28週から31週に多胎で生まれた乳児は自然妊娠により生まれた乳児よりも主要先天異常、高度脳室内出血および脳室周囲白質軟化症が少なかった。

それ以外では、死亡率や新生児期の転帰に差は認められなかった。

 

 

体外受精で授かった超低出生体重児の神経予後は、自然妊娠と変わりません。

 

 

 

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