2022/09/13
睡眠特性と体外受精・顕微授精の治療成績との関連性
Associations of sleep characteristics with outcomes of IVF/ICSI treatment: a prospective cohort study | Human Reproduction | Oxford Academic (oup.com)
睡眠時間が7時間から8時間未満の女性と比較して、睡眠時間が7時間未満の女性は、採卵数および成熟卵数がそれぞれ11.5%および11.9%減少しました。
睡眠中間時刻が午前2時21分より早い(<2時21分)、または午前3時より遅い(≧3時)、および主観的睡眠の質の悪さは、受精率が低下していました。
週3回以上寝付きが悪かった女性は、そのようなトラブルがなかった女性に比べて、成熟卵数が10.5%、正常受精卵数が14.8%、良性胚数が15.1%低下しました。
睡眠時間が9時間から10時間未満の女性は、7時間から8時間未満の女性に比べて臨床妊娠の可能性が低下しました。
層別解析では、夜間睡眠時間と良好胚数および受精率との正の相関は、主観的睡眠の質が悪い女性でのみ存在しました。
夜間睡眠時間と着床率または臨床妊娠率との正の関連は、30歳以上の女性でのみ存在しました。
要するに
妊娠希望の女性は、 午後11時前には床に就いて、7~9時間良く寝ましょう。
夜間睡眠時間8時間に対して、6時間未満、6時間、7時間、9時間以上の多変量調整妊娠率は、それぞれ0.62、1.06、0.97および0.73でした。
要するに
妊娠希望の男性は、6~9時間良く寝ましょう。
「睡眠特性と体外受精・顕微授精の治療成績との関連性」 津田沼IVFクリニック | tsudanuma-ivf-clinicのブログ (ameblo.jp)