クラミジア検査結果が約10分で出ます

クラミジア検査結果が約10分で出ます

クラミジア抗原キット ラピッドエスピー®クラミジア≫ | 住友ベークライト株式会社 (sumibe.co.jp)

 

 

クラミジア子宮頸管炎とは

 

 

原因

 

性行為により、クラミジア・トラコマチスが子宮頸管腺細胞に感染します。

 

 

経過

 

 上行感染すると、子宮頸管炎、子宮内膜炎、卵管炎、附属器炎、骨盤内炎症性疾患、肝周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis症候群)へと、腹腔内に広がって行きます。

 卵管に感染したクラミジアは、卵管を破壊して、線毛運動による卵子の輸送を障害します。線維化すると、卵管狭窄や卵管閉塞となります。

 腹腔鏡手術では、高率に子宮附属器領域に癒着が認められます。

 

 

症状

 

80~90%は無症状か軽症

日本、世界で最も多い性感染症

帯下異常、性交時出血、下腹部痛、右上腹部痛など

 

 

製品紹介

 

性器クラミジア・トラコマチスの感染を検出する迅速検査です。早期治療に役立ちます。

女性性器や男性初尿の検体から検査します。鼻咽腔や結膜の検体は使用できません。

女性が感染した場合には不妊の原因になる事がありますので、パートナーと共に治療が必要です。

10分で検査が可能です。

 

 

検査

 

クラミジア抗体検査(IgGIgA

(方法)血液検査

(特徴)

・現行感染の有無や、治癒の判定には適しません。

・既往感染を反映し、治癒後も陽性が持続します。不妊症のスクリーニング検査で有用です。

IgAIgG両方の抗体価が高値では骨盤内癒着の危険性や重症度が高くなったり、慢性感染や反復感染のことがあります。

 

クラミジア抗原検査

(方法)子宮頸管を擦過して検体を採取します。

(特徴)

・現行感染の有無や、治癒の判定に適します。

 

淋菌検査

(方法)子宮頸管を擦過して検体を採取します。

(特徴)

・クラミジア感染者の約10%が淋菌感染症を合併しますので、帯下異常・下腹部痛・右上腹部痛などの症状がある時は、一緒に検査を行うことが望ましいとされています。

 

 

検体の採取方法

 

女性;子宮頸管部拭い液検体

  • 検体採取用滅菌綿棒をケースから取り出し、外子宮口から子宮頸管部へ01.5cm 程度まで挿入した状態で、約1030秒間綿棒を回転させて拭い液検体を採取します。

男性;初尿検体

  • 前の排尿から1時間以上経過した起床時または来院時の初尿(出始めの尿)2030mLを採尿カップに採取します。

 

 

操作(女性)

 

  1. サンプルカップに抽出用緩衝液Aを6滴滴下
  2. 検体を採取した綿棒を挿入、攪拌し、綿棒を挿入したまま15 30℃で2分間静置
  3. 綿棒を挿入したまま、抽出用緩衝液B6滴滴下
  4. 10秒程度攪拌後、綿棒を検体溶液を搾り落としながら抜き取る
  5. サンプルカップにキャップを取り付け、テストカセットの検体滴下部に検体溶液をゆっくり3滴滴下し、10分間静置後に結果を判定

 

 

操作(男性)

 

1.初尿10mL2,500×g、15分遠心分離し、沈殿を捨てないように上澄みのみを捨てる。

2.遠心管に抽出用緩衝液A6滴滴下、ミキサー等で攪拌後、1530℃で2分間静置

3.抽出用緩衝液B6滴滴下、ミキサー等で攪拌

4.スポイトで検体溶液全量をサンプルカップに移しかえる。

5.サンプルカップにキャップを取り付け、テストカセットの検体滴下部に検体溶液をゆっくり3滴滴下し、10分間静置後に結果を判定

 

 

検査結果の判定方法(男女共通)

 

クラミジア陽性

コントロールラインの3mm下に判定ラインが形成されます。

 

クラミジア陰性

コントロールラインが現れた状態でコントロールラインの3mm下にラインが形成されません。

 

判定保留

コントロールラインが現れない場合は、検体を取り直し、新しいテストカセットを用いて検査をやり直します。

 

 

結果解釈上の注意

 

  • 本検査は、クラミジアトラコマチス感染の診断の補助となるものです。確定診断は、医師が得ている他の臨床的情報と合わせて総合的に判断する必要があります。
  • 陰性の検査結果は、検体中の抗原濃度が本品の検出感度以下であった場合や、検体の採取が不十分であった場合にも起こる可能性があります。
  • 本検査で陰性の検査結果であっても、クラミジアトラコマチス以外の他の細菌やウイルス感染の可能性を除外するものではありません。
  • 検体の粘性が高い場合、あるいは検体溶液の量が少ない場合には検体溶液の移動速度が遅くなり10分で反応が完了しない場合があります。

 

 

治療(1)

 

経口薬

アジスロマイシン

1000㎎を1回内服

クラリスロマイシン

200㎎を12回、7日間内服

レボフロキサシン

500㎎を11回、7日間内服

シタフロキサシン

50~100㎎を12回、7日間内服

 

 

治療(2)

 

点滴静注

ミノサイクリン

1回100㎎を12回、35日間の点滴静注

アジスロマイシンによる点滴静注から経口投与へのスイッチ療法

アジスロマイシン1500㎎を12日間点滴静注後、アジスロマイシン錠250mg11回5~6日間内服

レボフロキサシンによる点滴静注から経口投与へのスイッチ療法

レボフロキサシン1500㎎を314日間点滴静注後、レボフロキサシン錠500mg11011日間内服

 

 

治癒判定など

 

治療によるクラミジア感染症の治癒判定は、3週間以上あけて行います。

検査や治療は、パートナーも同時期に行います。二人のクラミジア陰性を確認するまでは、性交の禁止、コンドームの使用が必要です。

クラミジアによる卵管炎や付属器炎を長期間放置すると、卵管障害による卵管性不妊症や卵管妊娠(子宮外妊娠)の原因になります。

女性の不妊原因の約30%で、原因の中で最も多いことになります。

オーラルセックスによるクラミジア咽頭感染が疑われる場合は、咽頭のクラミジア検査をします。

治療や治癒判定は、子宮頸管炎と同様です。

 

 

 

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