妊婦の仰臥位低血圧症候群

妊婦の仰臥位低血圧症候群

 

 

下大静脈と大動脈

 

下大静脈:下半身の血液を心臓に戻します

大動脈:血液を心臓から下半身に運びます

 

 

妊婦の仰臥位低血圧症候群とは

日本救急医学会一部改変

 

妊娠末期の妊婦が仰向けになった際、妊娠子宮が下大静脈を圧迫し、それにより右心房への静脈還流量が減少するため、心拍出量が減少し低血圧となるものです。

突然にショックとなり、頻脈、悪心・嘔吐、冷汗、顔面蒼白などの症状を呈します。

 

 

対応

 

妊婦を仰向けから左向きに寝かせ、右心系に血液が戻ってくるようにすることで、症状は速やかに回復します。

 

シムス位

 

 

仰臥位低血圧症候群の症状を有する女性における血行動態の変化について
Hemodynamic changes in women with symptoms of supine hypotensive syndrome – Humphries – 2020 – Acta Obstetricia et Gynecologica Scandinavica – Wiley Online Library

 

妊娠後期の仰臥位は、重力のある子宮が下大静脈を圧迫し、血行動態に劇的な変化をもたらします。

仰臥位低血圧症候群(症状の有無にかかわらず、収縮期血圧が1530mmHgの間で低下するか、心拍数が20bpm上昇すると定義されます)の女性は、仰臥位による影響を補正する能力が低下し、奇静脈を通る血流の代償的増加が見られません。

 

 

 

 

 

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