ラトケ嚢胞

ラトケ嚢胞

 

 

ラトケ嚢胞とは

 

妊娠初期の胎児期には、将来、下垂体前葉になる「ラトケ嚢」があります。

下垂体が作られるとラトケ嚢は消失しますが、時に袋状に残ってしまうことがあり、ラトケ嚢胞といいます。

多くは正常下垂体の前葉と後葉の間に成長して、周囲へ影響を及ぼすと症状の出現やホルモン異常を来します。

 

 

下垂体ホルモン

 

下垂体前葉からは成長ホルモン、性腺刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質ホルモン、乳腺刺激ホルモン(プロラクチン)が、後葉からは抗利尿ホルモン、子宮収縮ホルモン(オキシトシン)が分泌されます。

 

 

ラトケ嚢胞の症状と経過

 

ラトケ嚢胞による下垂体の圧迫や、炎症の波及により、下垂体機能低下を来す場合があります。

全身倦怠感、易疲労感、不妊、性欲低下、成長障害、食思不振、多尿、口渇感などが見られます。

高プロラクチン血症では月経不順・無月経、不妊を来します。

 

MRI検査の普及により無症候で診断されるラトケ嚢胞が増えていますが、治療対象になるのは10%程度です。全くの無症状でホルモン異常も来していなければ治療の必要はなく、MRIでの経過観察が行われます。下垂体機能低下を来している場合には適切なホルモン補充療法を行うことが重要です。

ラトケ嚢胞は自然に病変が縮小することがある一方、増大することもありますので、MRI検査やホルモン検査により定期的な経過観察が必要です。

 

 

 

 

https://ameblo.jp/tsudanuma-ivf-clinic/entry-12736791867.html